未来、だいぶ素直になったよなぁ。簡単な感想です。
避難場所になっている未来の中学校にたどり着いた3人。未来はステンドグラスを悠貴に見せようとして、講堂へと連れて行きますが、そこは遺体安置所になっていました。そこで、母親が死んで泣き崩れるクラスメイトの姿を見ます。
「何もして上げられなかった・・・・・・」と落ち込む未来。
そんな折、地元のボランティアの古市という老人と知り合いになります。孫が亡くなって、色々と大変なのに、それでも周りを気遣うその優しさに触れて、涙する未来。
その日の夜、真理に抱かれて、未来は呟きます。「こんな時にも、出来ることはあるんだ・・・・・・」
未来の変化が如実に出ていた話だと思います。
弟の悠貴との仲はもちろん、人の優しさに触れて涙するなど、正直、今までの展開からは想像できませんでした。それだけ、前回の東京タワーの一件が効いたのでしょう。うん、ホント素直になった。
そして古市さん、
なんて良い爺さんなんだ・・・・・・。孫が死んで動揺する妻を支え、なおかつボランティアにも従事するその姿勢。自分だって、本当はすごく辛いでしょうに。
「人の優しさ」、そんなものが感じ取れる、良い話だったと思います。
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- 2009/08/07(金) 04:12:19|
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第4話にして初感想。
<あらすじ>
広域避難所となっている芝公園で、自治体や自衛隊、企業の支援を受ける三人。水や乾パンなどの支援物資をもらい一息つくのもつかの間、未来の不満は悠貴への八つ当たりとなり、大げんか。しかし、余震とともに東京タワー下に現れた活断層が、そのすべてを消し去っていく!!(公式サイトより)
地震のために余裕がないのか、それとも不道徳のなせる業か、結構至らない大人が目立っていたような気がします。カップ麺を引っかけて謝らなかったり、トイレの列に割り込んだり。
トイレと言えば、今回初めて「排泄」が問題になりましたね。腹痛に悩む未来はトイレの長蛇の列に並びますが、それに耐え切れなかったので携帯トイレで用を足すことに。
今までそれを使う恥ずかしさから我慢していたものの、用を足し終わったあとの良い笑顔が印象的。
調べてみましたが、列に並んでいた人たちが使っていたのも「携帯トイレ」という括りなんですね(テント式の個室と、ダンボール製の組み立て式便器からなり、大小双方に対応する。適時凝固剤を投入して、汚物を固形化して処分できる。なおテント内は臭気がこもらないよう、側面にメッシュの通気窓がある、らしいですby Wikipedia)。未来が使ったのは小型のもの。
さて、先に挙げた至らない大人や、エマージェンシーパックが泥で汚れたこと、いつになっても繋がらない携帯電話にイラついていた未来は、悠貴に八つ当たり。
悠貴は真剣に姉が心配で気遣っているのに、「あんたのその顔色を伺うのがムカつくのよ!」と、これは酷い仕打ち。
更に「大体、あんたがロボット展を見に行こうなんて言わなきゃ、こんなことにならなかったのに」と
全ての責任を悠貴に転嫁。いくら地震に遭ったとはいえ、これは酷い。自己本位にも程があります。姉なのに。
いくら我慢強い弟も、さすがに堪えて、どこかへと駆けていってしまいます。
それを追いかけ、やっとのことで追いついた未来は、「真理さんも帰ってくるから、戻るよ」と悠貴の手を掴みます。
それを払う悠貴。「『帰ったって、家が無事かどうかなんて分からない』んでしょ!?」と未来の言葉で反論し、だから東京タワーに行って、そこから家を確認しようとしたと話します。一通り言うと、泣き出す悠貴。そこで、ようやく今までの自分の言動を顧みた未来も泣き出してしまいます。
周りに人が集まってきて、ようやく姉弟は泣き止み、しっかりと手を繋ぎます。
しかし、そんな2人を余震が襲い、その余震で、傾いていた東京タワーが倒壊を始めます。
倒れた衝撃で吹っ飛ぶ鉄骨。あわや未来に直撃、というところで、未来は横に吹っ飛びます。見ればそこには悠貴の姿が。姉を助けるために、タックルしたのです。
正直、今回でこの弟に心奪われました。かっこよすぎる、小学生のクセに!(良い意味で)
まあ、ドラマチックすぎという感は否めませんが。
何とか無事に戻ってきた2人と真理は改めて約束―三人の輪を離れる時は、必ず行き先を告げる―を強固にし、再び家路を目指すのでした。
いやぁ、ようやく姉弟が仲直りできて、ホントによかったです。
これで次回から、未来の自己本位な面が減ればいいんだけどなぁ。
- 2009/07/31(金) 07:09:32|
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