fc2ブログ

不定形爆発 Ver.2.0

アニメとか漫画とか、まあ色々。与太話ブログ。プラモの話と写真はTwitterに移転しました。

『トータル・イクリプス』 第2話「帝都燃ゆ(後編)」 ― 2話から生首とかトバしてんな!(震え声)

武御雷がかっこよくて安心した。


マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 1 朧月の衛士 (ファミ通文庫)マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 1 朧月の衛士 (ファミ通文庫)
(2007/12/25)
吉宗 鋼紀

商品詳細を見る


ちょっと一見さんお断り風味だった1話ですが、2話まで見た人はどんな感想を持ったんだろう。
つーことで『トータル・イクリプス』の話。

今回の話で、人類がどれだけムリゲーを強いられているんだ!な状況かわかっていただけたと思います。
圧倒的な物量を誇るBETAさんの人海戦術(人じゃないけど)に、少ない物資と個人の技量で立ち向かわなきゃならないわけですね。
戦いは数だよアニキ!
という常識に則って、人類は素晴らしく不利な立場にあるんですね。参った参った。
光線級の存在で、人類側の飛翔物(砲弾とか戦術機)は悉く撃墜されてしまうので、核とかの広範囲を薙ぎ払う兵器もなかなか簡単には使えませんし、使っても環境汚染がヤヴァイという二重苦。困った困った。

そんなBETAさんですが、どうですか、あのキモチわるっとしか思えないデザイン
非常に醜悪ですよね、アレ。
こういう「敵と意思疎通が図れない」状況の作品で、あれだけ見た目が醜悪な上、人を食い殺す描写があるので、もう嫌悪感MAXです。
『スターシップ・トゥルーパーズ』のバグズも似たような立ち位置ですが、バグズはむしろカッコイイデザインなのに対して、こっちはホントに気持ち悪い。
というわけで、簡単に憎むべき敵像というか、「ぶっ殺せっ!」みたいな殺戮行為を是とする空気(まぁ殺らなきゃ殺られるんですけど)、もっと言うとお手軽に戦争を楽しめる空気と言いましょうか、それを作り出すのに役立っていると思います。殺すのにためらいを覚えなくていいっていうのは、ガンダムみたいな人対人の戦争モノとは、また違った点だと思います。
大昔にここらへんに関して考察した記事がありますので、よかったらどうぞ→参照


しかし、人が容赦なく死んでいきますね。
後半とか規制かかりまくって何が起きてるんだかわかんない!って感じでしたね。まぁ最後に唯依の足元に転がってきたのが生首ってのはわかるんですが・・・これ、BD買ってまで生首見たい人いるのかなぁwちなみに自分は見たくありません。
まぁあの友達が、レーザーにぶち抜かれたり、突撃(デストロイヤー)級に轢かれたり、要撃(グラップラー)級に腹パンされて潰れたりと、なかなか書き出してみると陰惨ですね。
これから舞台はアラスカへと移り、新型機開発に話の主軸が変わるので、こういうシーンは減ると思いますが、舞台背景として、こういう陰惨な死があるってことをアピールするための2話だった気もしないでもないです。


んでもって、戦術機は相変わらずかっこいいですね!
今回、ラストに青い武御雷、つまり青いタケミーが登場しましたが、やっぱあのくらいシュッとしたデザインのメカの方が、今どきって感じでかっこいいですね。不知火壱型丙もそうだけど。
しかし、もうメカ本もかなり読んだぜ!って人間からすると、あの1999年当時、まだタケミーは配備されてないハズなんですよねぇ・・・試作機ってことなのかしらん?
あと唯依さん?外に出る時は強化外骨格付けましょうか?機械化強化装備が設定だけで有名無実になるのはいただけないなぁ。
ついでに戦艦・空母が出てきたんで、ちょいと話をしとくと、琵琶湖は開削されて、大阪湾、伊勢湾と敦賀湾をつなぐ運河になってます。だから琵琶湖に戦艦が浮かんでたんですね。


あと、なんか微妙だったなって点を挙げるとすれば、野戦病院のシーンかなぁ。
なんか妙に小奇麗というか・・・ベッドとベッドの間に広い間がとられていて、うめき声も聞こえないし。
まぁイメージでしかないんですが、野戦病院ってもっと傷付いた人がうじゃうじゃひしめいていて、足の踏み場もない印象があったもので。
もう助からない連中はとっくに死んでた・・・のかもしれませんけど。


さて、来週からはアラスカですね。
こっからがトータル・イクリプスの本番、男もいっぱい出ますのでwご期待ください。
ああしかし、ホントこれ見てるとテンション上がるなぁwコトブキヤさん、タイフーンもいいけど、ラプターとアクティヴイーグルもたのんます!






スポンサーサイト



テーマ:トータル・イクリプス - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/07/09(月) 09:09:58|
  2. トータル・イクリプス
  3. | トラックバック:13
  4. | コメント:0

『トータル・イクリプス』 第1話「帝都燃ゆ(前編)」 ― せ、戦術機が動いてるぁーーー!!

うぉおおおおおぉぉぉおお(大興奮)
ネタバレなし!限りなくぼかすよ!ネタバレしない範囲で解説もするよ!


マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 武御雷 Type-00F 篁唯依機 デラックス版 (ノンスケール プラスチックキット)マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 武御雷 Type-00F 篁唯依機 デラックス版 (ノンスケール プラスチックキット)
(2012/06/29)
壽屋

商品詳細を見る


いやぁ、始まりましたね、『トータル・イクリプス』。
最初にこの報を聞いた時には「オルタ本編じゃないのか・・・」と思ったり、その後、ロボはCG作画と聞けば不安になり、でも制作はサテライトと聞けばほっと胸をなでおろしたり。
あんなことーこんなことーあーったーでしょー、と脳内に思い出のアルバムが流れてきますね。1話始まったばっかなのに。

んで、蓋を開けてみれば。


感嘆した。

正直、最初「あ、月からやるんだ」と初版のメカ本の記事を思い返しつつ視聴し、「帝都燃ゆ」のサブタイが出たところで「あれ、アラスカは???」「京都撤退戦からやるの?」とちょっと不安になり、唯衣の学校のシーンで教官がスーツの上からジャージを羽織るスタイルでかなり不安になり(軍服じゃないんだ!?)、女の子たちがのんきにキャッキャウフフしてて男がなんで少ないのか説明しないのか(徴兵で大陸へ行ったり、防衛線にいます)やや不安になったりもしましたが。

ラスト、京都防衛線。

燃える街、目前まで迫る敵。
食い散らかされる戦術機。
傷付きふらつき、跳躍ユニットを噴かして後退する機体を貫く、一瞬の光条。
爆散する戦術機―人類の剣。人類の盾。

見たかった「絶望」が、そこにあった。

個人的に『オルタ』が好きな理由って、戦術機のかっこよさもさることながら、やっぱりこの絶望的な状況があるんですよね。
誰もかれもが死んでいくキリングフィールドで、命を懸けても、為すべきことを果たすキャラクタたち。
傷付いても、心が折れかけても、諦めずに活路を探す。
自らの手を汚すことになっても。
その姿勢が好きなんです。

とは言うものの、単純に徹底された阿鼻叫喚の地獄絵図が好きってのもありますがw(最低)

ガンダムとかだったら耐えられそうなレーザー兵器→光速だから避けられない。耐えられるのは長くても5秒。つまり死ぬ。現実は非情である。
敵の小型種に群がられる→逃げられない。機体ごと食われて死ぬ。現実は非情である。
推進剤が切れる→撤退できない、即ち死ぬ。現実は非情である。

26_01.jpg
この常に③の選択肢を選ばされ続けるみたいな状況とかね、もうね、最高に脳にクるね(危ない)
よくもまぁここまで夢もキボーもありゃしない設定が作れるな、と感心したもんですw


次回予告を聞く限りでは、「私を撃って・・・」とか言ってたもんですから、ま、おそらく戦場で最も多く出会うお友達の出番かな、と。

そういえばBETA(Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race 、人類に敵対的な地球外起源種)さんたちですが、設定は若干冒頭で解説されたものの、あんまり本編で絵として登場しませんでしたね。なんつーか、ゲームでもなんかこうやって焦らされたような記憶が・・・。
あの、ホントに嫌悪感しか抱かない見た目の反響がすさまじく気になるところでありますが、そこんところは来週までお預けってことなんでしょうかね。殺生な。


さて戦術機ですが、CGが結構かっちりしててよかったですね。動きも軽々って感じじゃなくて、ちゃんと重みがあるような演技をしてくれてましたし。さすがすなー。感心感心。
まぁ「ロボはCGより手描きに限る」っていうのも、もう古い考え方なのかもですよね。CG作画のマクロスFとか、アクエリオンとか、すごくかっこよくて映えるわけですし。改めないとなぁ。
今回出てきたのは斯衛(このえ)軍の「82式戦術歩行戦闘機 瑞鶴」と、「77式戦術歩行戦闘機 撃震」の2機種。撃震の改修機が瑞鶴って位置づけです。
これらの機体は第1世代機に相当し、装甲を厚くすることで防御能力を高めるために、結構ゴツゴツしたフォルムになっているのですが、果たしてその防御性能は・・・次回をお楽しみにw
PVとかにいたような、今どきのロボットらしいシュッとした機体は、来週以降出てくると思うので、ご期待ください。自分も期待してます!
戦術機で特徴的なのが、腰にくっついた跳躍ユニットですよね。戦術機は燃料節約のために、いわゆるブースト噴かしっぱの「飛行」は行わずに跳躍ユニットを助力に脚を使って「跳躍」するんですね。ぴょんぴょん。
あとは単純に、高く飛んでると敵にレーザーぶち込まれる(水平線の向こうから狙ってくる!)とかって理由もあるんですけどね。
この跳躍ユニット、メカ本曰く、イメージ元としては『機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY』のステイメンとのこと。そういえばあれも腰にバーニア付いてたね。
もう一つ特徴的なのが、背中の兵装担架システム。戦術機は基本的にどの国の機体でも背中に武装を背負う形になります。長刀からハルバード、突撃砲から増槽(バラストタンク)まで、なんでもござれ。何でも背負えるよ!
また、担架システム自体は多数のアームによって可動するので、いわば戦術機の第3、第4の腕と言ったところ。アレ使ってあんなことしたりとかね(意味深)


さて、唯衣がアラスカへ行くのは来週以降になりそうですね。
それまでに、第1話だけじゃ物足りない、あの絶望具合を出してくれればなと思います。
しかし、設定の解説を強いるのはちょっと悪い点な気もしますので、もうちょい劇中で説明してくれると、新規の視聴者さんも助かるんじゃないかな?と思わないでもありません。
まぁ人物作画はそのうち良くなるでしょう、むしろ萌え絵ばっか見てる連中(←)にはいい薬かとw

こんな感じで毎週感想(&解説)書いていこうと思います。
すごい取り留めもなく書いちゃったな、この記事w知性のカケラもない。


コトブキヤの戦術機プラモをがちゃがちゃいじりつつ。

そんなこんなで。







テーマ:トータル・イクリプス - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/07/02(月) 03:16:22|
  2. トータル・イクリプス
  3. | トラックバック:16
  4. | コメント:0