なんという悲劇。なんという惨劇。なんという茶番劇。はい、『Fate/Zero』の話よ。
いやぁ、なんと言いますか、
雁夜おじさんの尻の穴が云々って書いてたのが
すげぇ遠い昔のことに思える(参照)。
あのころは雁夜おじさんのことを散々ネタにしてイジってたわけですけど・・・、なんつーか、こう・・・ごめん。
そんな気分になる21話でした。
序盤はセイバーVSライダー。
カーチェイス(カーじゃないけど)シーンは、下にテロップで
※このアニメは法定速度を守っています※って出した方がよかったんじゃないのってくらいの速度感でしたね。
交通法規はガン無視だけれど。バイクが変形した時には「何事!?」と驚きましたが、あれは結局どういう効果があったんでしょうか。
「風王結界」と同じで、風をどうこうして空気抵抗だとかを減らしたり、追い風で速くなったり・・・ってことなんでしょうかね。まぁ
バイクがかっこよかったからそれでよし!セイバーがエクスカリバーぶっぱしたときには、思わず脳内で
ウェイバーくん死んだぁーッ!と思いましたが、ライダーが抱えて逃げたこともあり、からくも命を拾いました。あぶねぇあぶねぇ。
しかし、「神威の車輪」を失ってしまって、これからどうするんでしょう。もう「王の軍勢」しか残ってないじゃん。
ライダーのクラスなのに乗り物がないって言うのもアレだし。
ウェイバーくんにでもまたがってみる?(提案)アイリスフィールを攫ったのはやっぱり綺礼くんでしたね。
しかし雁夜おじさんを唆して攫わせたというのは意外でした。バーサーカーって変身のスキル持ってたんだね。
今夜12時に時臣に引き合わせるという約束で雁夜おじさんを釣り、まんまと聖杯の器たるアイリを手に入れたところに現れたのは、意外や間桐臓硯。
「儂と同じにおいがする」と他人の苦痛を悦ぶ綺礼の本質を見抜きましたが、綺礼くんキレて黒鍵投げつけ。
まぁ、うさんくさいジジィに「腐肉にたかる蛆虫」とか、
自身の本質がとてつもなく醜悪と言われたら・・・ねぇ。その本質ってのに最近気づいたばかりだというのもあるんでしょうけど、それを醜悪極まりない臓硯に指摘されたのが癪に障ったのかな。まぁ、この後の三文劇を仕組んだあたり、本当に醜悪なんだけど。
はい、今日のメインイベント、雁夜おじさん一世一代の茶番。
時臣の死体と一緒にいるところを葵さんに見られて、その憎しみを一身に受ける。
しかも、全ては綺礼が仕組んだ芝居という。
「誰かを好きになったことさえないくせに!」
そう言われて激昂し、勢い余って葵を手にかけてしまった雁夜。
そもそもこの聖杯戦争を始めたのだって、口では桜の解放だとかなんとか言ってますが、結局のところ、心の底に
葵への好意があったのは確かなわけで。
見栄を張るというか、認められたいというか、そういう願望があったはずで。
葵を殺すということは、自らそれを破壊してしまったということに他なりません。
正直、今回で雁夜おじさんはかなりぶっ壊れてしまったと見ていいでしょうね。
聖杯に望むこともないし。
聖杯戦争で勝つ理由もないし。
そも自分の願望を自分で壊してしまったし。
これから先、おじさんが狂って自分を正当化するなりなんなりしないと、残りの戦闘で生き抜くのは難しいでしょうね。
バーサーカーとして。
しかし、この葵殺害に関して言えば、ホント、「聖杯戦争に関係ない人間を雁夜が殺しただけ」という、綺礼が自身の愉悦のためだけに仕組んだ茶番劇だっていうのに・・・こんな茶番劇で狂った人生がますます迷走することになった雁夜おじさんが哀れで仕方ありません。
自身の生きる意味を茶番にされる。雁夜おじさんの明日はどっちだ。
ちなみに、この雁夜おじさんの一連のシーン(時臣(←死んでる)にいきり立つシーンから葵登場まで)を見てる間、私が
半笑いだったのはナイショの話。
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テーマ:Fate/Zero - ジャンル:アニメ・コミック
- 2012/05/27(日) 08:04:47|
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