「米・・・・・・・・・そういえば君が好きだ」(挨拶)
どうも。最近
素直シュールにはまっておりましたホウ酸でございます。
この5月号には城崎と九条さんの携帯クリーナーストラップがついてきます。で、値段は630円。
どうやら「そんなんつけなくていいからもっと安く」という自分の願いは届かなかったようです。
そんな愚痴をこぼしてみたところで、早速いってみましょー。
今月の感想を一言で表すなら
「ワケワカラン」です。
しかしそうやって想像力を発揮しないままでは、この漫画を読んでいる意味が無いので、頑張って色々と考えてみましょう。
・♪回る~回るよ 時代ぃ~は回る~♪キリヤマ重工での一件で、加藤機関とユリアンヌを通じて接触できるようになった森次は、浩一を連れて加藤に対し疑念をぶつける───というのが前回のあらすじ。
で、今回。
敵組織のボスと面談するその場所は、
観覧車の中。何で観覧車なんだ、と浩一が訊けば森次は「邪魔が入らない場所だからだ」。そんな理由で観覧車をチョイスするなんて、
森次さんって意外にロマンチストだったんですね!そんなことはさておき、森次が挙げた2つの疑念は、マキナと石神社長へのものでした。
前回言及されたペインキラーの不自然な点を受けて、まず森次は加藤に
「マキナはファクターを意図的に生み出そうとしているのか?」とたずねます。
それに対して加藤は簡単に
「そうだ」と言ってのけます。その理由は、マキナが人殺しをするにはファクターを必要とするため。
では何故マキナが人を殺す必要があるのか?そう訊かれた加藤は、数多ある理由から、浩一たちが最も解り易いものの一つとして、こう答えます。

森次はそれだけで理解したようで、訳が解らなくなっている浩一を尻目に、次の質問へ。
「石神邦生 彼の真の目的は?」そう問われた加藤は
「石神の真の目的は───現存する全てのマキナにファクターを生み出すコト」と答えます。
それを知った森次は「人殺しの因子を生み出すコトが真の目的・・・・・・」と呟きます。
しかし、その目的の遂行も容易ではないだろう、と加藤。なぜならば、残る最後のマキナはシャングリラの中で眠っているからだ、と言います。もちろんファクターを生ませるつもりは無い、と。
そして、観覧車は一巡りし、加藤たちが立ち去ろうとしたその時に、森次は最後の質問を投げかけます。
「ラインバレルの存在 アレは一体なんなんだ」対する加藤は
「ラインバレルは全てのマキナを破壊する存在 カウンターマキナだ」と言ったあとに、正確にはマキナではないと言い放ちます。
「───ラインバレルは一人の人間 それも全てを始めた存在」どういう意味だと問う森次の耳元で何事かを囁く加藤。
そして、完全に置いてけぼりを食らっていた浩一に、いずれ分かるさと言い残して加藤は去っていきます。
「キミはラインバレルのファクターなんだからね」初めて浩一の気持ちが分かったわ・・・・・・。これ読んだ読者の何割が置いてけぼりを食らったんでしょうか。
とりあえず、考えてみたいと思います。
加藤の言葉通りに考えれば、人を殺すことがラインバレルに対抗することになるそうです。
ということは、ペインキラーが原則を拡大解釈して製造された理由もそこにあるのでしょうか。
ラインバレルは、確かに他のマキナに比して、回復が異常に早かったり、黒くなったり、人が乗っていてもファクターなしで攻撃できたり・・・・・・と様々な点で違っています。これは、ラインバレルがカウンターマキナであるが故でしょう。
そんな自分たちよりも上なラインバレルに対抗するには、人殺しを行う必要がある、と。
どういうこっちゃ?すると社長の目的は、マキナが人殺しをするのを助けるということでしょうか。それがどう人類の救済につながっていくのかは解りませんが。逆に加藤の目的はマキナを破壊するコトっぽいので、そっちの方が人類救済に近い気がしなくも無いです。
そして「ラインバレルは一人の人間」発言。ラインバレルが人間だとするなら、マキナが殺す「人」はラインバレル、ということになるのかな?
でもラインバレルはどう見たって人間ではないので、以下の2通りのどっちかだと推測します。
①魂、同化エヴァみたいに魂が宿っているとか、人間が同化しているとか、そういったパターン。
そう考えると、誰が宿っているのか・・・・・・城崎天児(アマガツ)?
②自意識ラインバレル自体が、自己を人間として認識している、とか。自分で考えておいて言うのもナンですが、マユツバもんだなぁ^^;
もう・・・・・・分からないよっ・・・・・・。
・高校生ズ最近、浩一が九条さんと一緒に居るのを見ると、何だかイライラしてしまう城崎。
そこでようやく自分の気持ちに気がつき・・・・・・って
まだ気付いてなかったの!?立派にドツンデレやったり、抱きついたりしてたから、てっきりもう気付いているものかと思っていました。
その後、加藤の発言の真偽を城崎に確かめようとインターホンを押そうとした浩一に、九条さんが話しかけてきます。
九条さんの部屋に連れて行かれた浩一は、この間はごめんなさい、今後は「正義の味方」の大先輩としてよろしくお願いします、と言われます。
浩一ィイイーーーーッ!!そんなことより重要なことがあるだろがァーーーッ!
・未来は社長の手の中?何者かからの連絡で、森次が加藤とあったのを知ったと思しき社長は、森次を社長室に呼び出します。加藤と会ったことで若干剣呑な空気が。
そして、社長は森次をいずこかへと導きます。その先に居たのは───
ジュダ。ジュダはマキナの中ではブレイン的存在であり、相応の能力に長けている。そのためJUDAのシステムの統括を担ってもらっている、と社長は語ります。
「故に助言も貰っていると?」と言う森次に「助言ではなく指針だよ」と社長は返します。
社長の口から語られるジュダの能力。それは
望むべき結果に必要な事象を示すことでした。
ジュダは世界中のネットワークとつながり、日々膨大な情報を取り込み、その中から必要な事象を導き出し、それをJUDAが実行に移す。以前社長が加藤の核ミサイル騒ぎの際に、妙な素振りを見せていたのは、このためでした。
「ただイレギュラーは常に発生する だから後はそれをどう修正するかだけだ」と言う社長。今までにイレギュラーって何かありましたっけ?
現存する全マキナにファクターを生み出すことも必要な事象だと話す社長は、しかしその理由は言えない、と語ります。必要な事象が変わってしまう可能性があるから、と。
残る最後のマキナも、必要な事象が分かっている以上、とっくの昔に手を打っていると言います。
社長が加藤機関幹部であった頃に、すでに措置は取っておいたと言うことなのでしょう。どれだけ昔から計画を進めていたんだろう。
「今は全てを話すことは出来ないが
私が望む結果はただひとつ 人類を救うコトだ」と話す社長。「私が」が強調されていますが、どういうことでしょうか・・・・・・。誰かがそれ以外の何かを望んでいると言うことでしょうか。でも、誰が?加藤ではないしなぁ。
だから今は私を信じてほしい、と言う社長は、森次に次に必要な事象は加藤機関の大型プラント襲撃だと告げます。
・全ては動き始めるその頃加藤は、自らの造ったあるモノを見て呟きます。

コ、コイツはーーーーッ!

第42話に出てきたマキナじゃないか!未来で作られた量産型のマキナだとばかり思っていましたが、未来人の加藤が居れば造れるモノなんですねぇ。
しかし、このマキナがどういう意味を持つのでしょうか。未来では不穏なイメージで描かれ、人類にとってあまり良い結果はもたらなさそうな雰囲気でしたが・・・・・・。
そして城崎の部屋をある人物が訪れます。
「森次・・・さん?」おい浩一!先越されてんじゃねぇかぁーーーッ!どういうことだ!ジュダに会ってた森次より遅いって!九条さんといかがわしいことばかりしてるんじゃないよ!(※そんなシーンはありません)
───次回 第53話「始まりへの加速」
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- 2009/03/20(金) 08:18:44|
- 鉄のラインバレル(漫画)
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