いやぁ、今回も素晴らしかったです『マイガール』。
んでもって、読み終わって感じたことが1つ。
今回、コハルちゃんと正宗くんのかけ合い少ないんじゃない?その代わりに他のキャラの出番が多かった印象。
そこで、1~3巻で、コハルちゃんの親族以外のキャラクターがメインで登場する話数を数えてみると、
第1巻:2/9話
第2巻:4/9話
第3巻:5/8話と、確実にその比率は高まっています。
これはどういうことなのか?
そういったキャラは、いずれもコハルちゃんとの関係を持っていることから、
自分はコハルちゃんが成長しているということだと思っています。
親子、或いは家族という枠を超えた、その先。それは友達であったり学校であったり、それ以外の何かであったりするわけですが、その
“枠”の拡大こそが、子供の成長を如実に感じさせるものなのだと思います。ここでは、枠の拡大というよりは、人間関係の拡張と言った方がわかりやすいかな。
人間関係的“枠”でなく、地域的“枠”の拡大という点でも、今回は成長が見られました。特にコハルちゃんが、塾に友達の住所を訊いて、訪ねていくシーン。
行動半径の拡大は大人にも、子供にも、「成長した」という感覚を与えうるものじゃないでしょうか。
子供視点でのその感覚は、『マイガール』では感じづらいかもですが、『よつばと!』なら感じやすいと思います。あの初めて自転車に乗った時の話とかね。
これからも、コハルちゃんがどういう女の子に成長していくのか、楽しみでなりません。
今回、出番が多かったサブキャラが、保育園の同級生だった秋くん。
その秋くんとコハルちゃんとのかけ合いが、個人的には3巻の一番の見所だと思っています。
その中でも特に挙げたいのが、秋くんがコハルちゃんをかばってケンカした後のシーン。
これはニヨニヨせざるをえない。あー、もう、本当に心が洗われますな。
次巻も、色々な成長に期待しつつ待とうと思います。
- 2009/06/10(水) 07:20:27|
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