不定形爆発 Ver.2.0

アニメとか漫画とか、まあ色々。与太話ブログ。プラモの話と写真はTwitterに移転しました。

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読んで楽しむ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 6/7

※CAUTION※
この文章は、管理人・ホウ酸の記憶のみに基づいて書かれています。
よって、大量の間違いが散見されることかと思います。ミスに気付いた方は、コメなどで指摘してくださると幸いです。早めに修正するようにします。

ネタバレOKの方のみ、追記からどうぞ。


「いいから、全ての兵装を吶喊使用して!少しでもいい、時間を稼ぐのよ!」
ジオフロントへと急行するエレベーターの中で、ミサトは受話器に向かってそう伝える。

ミサトの命令どおり、発射された極太のミサイルが何本も使徒に突き立ち、大爆発を引き起こす。避難の完了していない市街地に、炎の嵐が吹き荒れる。

使徒の再びの攻撃に震えるジオフロント。ここまで衝撃が届くとはただ事ではないとミサトが感じていると、すれ違いざまに見慣れた赤い機体が通り過ぎていく。
第1発令所にたどり着いたミサトは、各エヴァの状況を聞く。2号機をジオフロント内に配備し、零号機は2号機の支援に回すことに決めた。
それを2号機の「誰か」に連絡しようとするも、回路がプラグ側からカットされていて、正確にモニターすることができない。
「1人でやろうってんなら、いいじゃない。好きにさせてあげましょ」と言うミサト。
一方、パイロット不在の初号機は、ダミープラグでの起動が準備されていた。

体が無数の帯のようなもので覆われた使徒は、それをほどき、装甲板を貫いた穴からジオフロントに侵入する。
使徒が顔を見せると同時に、2丁のパレットライフルで攻め立てる2号機。しかし、そのA.T.フィールドは強大で、本体からかなり離れた地点で弾を散らす。
「あ~、やっぱこれじゃダメかぁ。こいつでいくかぁ」そう言うマリは、銃剣のような特殊な形状をしたナイフを手に取り、走り出す。
一気に飛び上がり、満身の力をこめた一撃を繰り出す。が、硬質な音を立て、ジオフロント全域を覆うほどの巨大なA.T.フィールドでナイフは止められる。
「これなら!」
と、肩のラックからニードルを多数、ナイフを突き立てた箇所のまわりに発射するも、まるで効果が無い。逆に使徒の眼窩に小さなゆらめきを見て取ったマリは、即座にそこから飛びのく。
再び向かっていくものの、またしてもA.T.フィールドに行く手を阻まれる。と、そのとき、使徒の帯状の部分が寄り集まり、太い腕のようなものを形成する。
瞬間、それが一直線に伸び、2号機の右腕を奪い取る。続けてもう一撃。頭部と腹部をやられた2号機は後方に吹っ飛ぶ。

「いっつつつ・・・やっぱり、ヒトを捨てないと勝てないかぁ」そう言うマリはインテリアの上に立って叫ぶ。
「裏コード、ザ・ビースト!」
その瞬間、2号機の肩から、背から、いくつもの制御棒が飛び出してくる。リミッターが外れていく。
マリの瞳が、瞳孔が人とは違うものになっていく。
発令所でもその様子は観測でき、プラグ深度が、どんどんエヴァ側に向かって引き込まれていくのが分かった。発令所の誰もがそんなエヴァの使い方があることを知らなかった。
顎部ジョイントがはずれ、野性のにおいを残した口蓋部を露にする2号機は、そのまま使徒に向かって飛び出していく。
やはりA.T.フィールドで防がれるが、2号機はそこにしがみついた。そして、フィールドを中和―いや、砕いていく。1枚、また1枚。その腕が交互に振るわれるごとに砕けるA.T.フィールド。
これなら、と誰もが思った。あと1枚。しかし再び使徒の腕が伸びる。2号機の左腕と、2号機が吹き飛ぶ。

その横で、新たにジオフロントに零号機が現れた。N2と書かれたミサイルを抱えて。
その意図を解したミサトが叫ぶ。「やめなさい、レイ!」
しかし、それを振り払うかのように、レイは決意の言葉を口にする。
「碇君がもう、エヴァに乗らなくてもいいように」
そのインテリアには、イヤホンで巻かれたS-DATが置かれていた。
特攻。
N2爆弾を直接使徒に叩き込もうと走り出す零号機。しかし暴走もしていないエヴァではA.T.フィールドを突破することは叶わず、徐々に押し返される零号機。
と、その横で、2号機が動き始めた。フィールドを、食いちぎっていく。
「あと、いちまぁぁいっ!」
見事にその1枚を破った2号機。が、その体が後方の宙に向かって浮く。零号機が突き飛ばしたのだ。
「逃げて、2号機の人!」
そう言うレイは、ミサイルを使徒のコアに向かって突き立てる。が、接触する刹那、白い骨のようなものがコアを包んだ。
ジオフロント一帯を、爆発が包み込む。
立ち尽くす、黒ずんだ零号機。
目標、依然健在。

ジオフロント内のシェルターにいたシンジを、突然光が照らした。シェルターの壁が崩れる。
目を上げたシンジがそこで見たのは、頭部装甲を破壊されて脳が見え、そこから血を垂れ流す倒れた2号機の顔だった。
「ああ、君、まだこんなところにいたの。死んじゃうよぉ」マリの声が響く。
「いいんだ、僕はもう。エヴァには、乗らないんだから」シンジが呟く。
「ふ~ん、そんなことで悩むやつもいるんだ。だったら、早く逃げちゃえばいいのに。そんな風にいじけてたって、なんも楽しいことないよ」
その瞬間、2号機の掌がシンジを包む。逃がしてやるというように。
そこで、シンジはジオフロントの光景を見た。
緑が焼け落ちている。
濛々と砂ぼこりが舞っている。

そして、零号機が使徒に「食われて」いる。

シンジは、駆け出した。あの場所に向かって。



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  1. 2009/07/08(水) 07:40:27|
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