不定形爆発 Ver.2.0

アニメとか漫画とか、まあ色々。与太話ブログ。プラモの話と写真はTwitterに移転しました。

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読んで楽しむ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 7/7

※CAUTION※
この文章は、管理人・ホウ酸の記憶のみに基づいて書かれています。
よって、大量の間違いが散見されることかと思います。ミスに気付いた方は、コメなどで指摘してくださると幸いです。早めに修正するようにします。

ネタバレOKの方のみ、追記からどうぞ。


エヴァ初号機が格納されたケイジでは、未だもってダミープラグによる初号機の起動が試みられていた。
しかし、何度やっても一向に起動する気配を見せない初号機。それを見つめるゲンドウは言う。
「何故私を拒絶する、ユイ」
再度実行を命じ、結果を見ていると、突然ケイジに「乗せてください!」という少年の声が。
それは紛れもない己の息子、逃げ出したはずの碇シンジだった。
ケイジにマイクで拡大された声が響く。「シンジ、何故ここにいる」
シンジは、拳を強く握り締める。ここに初めて来た時にはケイジの上に顔を上げられなかった。でも、今は違う。自分にしかできないコト。シンジはゲンドウに顔を向けて、ハッキリと宣言する。
「僕は、エヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです!」

零号機を捕食した使徒は、頭部はそのままに、それ以外は女性の―人間の体つきという異常な形態へと変貌を遂げていた。突然、使徒の分析パターンが青からオレンジへと変わっていく。
「やられた!これでここは自爆しない!ヘブンズドアまで易々と侵入できるわ!」ミサトが驚愕の声を上げる。
ネルフ本部の自爆。それを阻止するために使徒は零号機を取り込んだのだ。
使徒の眼窩が光る。
「第3基部に直撃!最終装甲板、融解!」
大穴が開き、メインシャフトをさらけ出す形となった本部施設。総員退避が命ぜられるが、時すでに遅し、発令所に使徒がなだれ込んできた。使徒の目の奥に光が揺らめき、誰もが死を覚悟したその瞬間。
側面の壁が崩れ、紫の拳が使徒を思い切り殴りつける。初号機だった。
そのままもう一方の壁をつきぬけ、使徒をケイジへと押し倒す初号機。再び殴ろうと左腕を振り上げるが、怪光一閃、それが千切れ飛び、壁面に叩きつけられる。ゲンドウは初号機の血を浴びながらも、息子の戦いを見守っていた。
射出口まで使徒を押し返したシンジは、ミサトに頼み、使徒ごとジオフロントに飛び出した。その勢いのまま使徒を地面に叩きつけ、馬乗りになり、何度も何度も殴り、打撃を繰り返す。
が。初号機の動きが突然止まり、ピーッという音がプラグ内に響き渡る。
「エネルギーが切れた!?」
初号機、活動限界。
使徒がその帯を使って、初号機を投げ飛ばす。逆襲。帯が初号機の胸に深々と突き刺さる。
致命傷にも等しいダメージ。
だが、暗闇となったプラグの中、赤い光が2つ灯る。シンジの目だった。
「だけど・・・綾波だけは、返してもらう!」

突然、使徒が吹き飛んだ。A.T.フィールドを叩きつけられたのだ。
活動限界であったはずの初号機の目が赤く、禍々しい光を放ち、口を開ける。再び立ち上がった初号機は、使徒に向けて一歩一歩確実に歩を進めていく。それと同調するかのようにプラグ深度は下がっていく。初号機の腕が再生する。光り輝く腕という形で。
使徒が猛烈な勢いで飛び掛るも、A.T.フィールドはそれを許さない。零距離からの怪光線も、まったく意味を成さない。
逆に初号機の目が閃く。使徒と同種の光。直撃を受けた使徒は再び吹き飛んだ。
蛍光色の塗装が赤く変わり、ますますプラグはエヴァに引き込まれていく。
「やめなさいシンジ君!」と言うリツコ。しかし、それを遮るようにミサトが叫ぶ。
「行きなさい、シンジ君!何かのためなんかじゃない、あなた自身の願いのために!」
ボロボロになり深く傷ついた使徒は、最後の抵抗だろうか、その眼窩を光らせようとする。しかし、初号機はそれを許さなかった。使徒の頭をひしゃげて潰す。
初号機は、使徒のコアに手をかざした。まるで、「何か」を精査するように。
初号機と使徒が宙に浮く。初号機の頭上に、光の輪のようなものが形成される。
リツコはそれを見て言う。
「ヒトの形に留めておいたエヴァが本来の姿に戻っていく。人の願いを叶えるものへと」

エントリープラグの中、シンジは使徒の中にレイを探し続ける。
と、その時、プラグ内にレイの声が響く。見つけた。
しかし、その声は、「もういいのよ」というものだった。
「私はここでしか、この中でしか生きられない」
「どうして・・・」
「私がいなくなっても、代わりはいるもの」
「違う!綾波は綾波だ!」
シンジは、目の前に広がる闇に飛び込んだ。周りが一切見えぬ黒で塗りたてられたその中に、青白く光る綾波レイがいた。
「綾波、手を!」シンジはレイに手を伸ばすが、レイはこちらを見上げるばかりで、手を伸ばさなかった。シンジの顔が傷つく。ここには長くとどまれない。
シンジはその願いを口にする。
「来い!!」
ハッとした顔をするレイ。何かに突き動かされるように手を伸ばす。
そして―掴んだ。
エントリープラグの中にレイを引っ張り上げるシンジ。しっかりと、レイを抱きしめる。

それと同時に使徒の体が液体になる。それが飛び散ったそばから集まり、綾波レイを象る。
それが再び形を変え、初号機の2つ目のコアとなっていく。
冬月が、傍らのゲンドウに向けて言う。
「覚醒は、やはりあの2人によってなったな」
「ああ。我々の計画まで、あともう少しだ」と、ゲンドウが答えた。

「初号機の覚醒・・・こいつはゼーレが黙っちゃいませんな」と加持がひとりごちる。

なおも上昇を続ける初号機。天井の大地がめくれあがり、外の要塞都市に光が漏れ出す。光の輪は更に拡大を続ける。
そんな異様な光景の中、ミサトはかつてのことを思い出す。
「これってセカンドインパクトの時と・・・!」
リツコが言う。
「エヴァはもはや、ヒトでも、神でもない新たな生命となった。世界が、終わるのよ」

突然、初号機の胸を、一振りの槍が貫いた。活動を止める初号機。
上空に浮かぶ、月面から舞い降りた青き巨人。エヴァンゲリオン6号機。
そのエントリープラグの中、渚カヲルは呟く。
「今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ。碇シンジくん」


レイとシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機。
廃棄される要塞都市。幽閉されるネルフ関係者。
ドグマへと投下されるエヴァ6号機。胎動するエヴァ8号機とそのパイロット。
ついに集う、運命を仕組まれた子供達。
果たして、生きることを望む人々の物語は、どこへ続くのか。


          次回
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:

           
         Quickening
  1. 2009/07/09(木) 07:22:21|
  2. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
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