不定形爆発 Ver.2.0

アニメとか漫画とか、まあ色々。与太話ブログ。プラモの話と写真はTwitterに移転しました。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『サマーウォーズ』/心と心を重ねて・・・

ワタクシ、ホウ酸は、生まれも育ちも長野県松本市でございます。
そんな我が長野県には、上田市という都市がございまして、そこが舞台である映画が、『サマーウォーズ』なのでございます。
大きな括りで「地元」と言っても差し支えない場所が舞台であるのならば、このワタクシがこれを観ないでどういたしましょう!


というわけで観てきましたよ、『サマーウォーズ』。

サマーウォーズ 絵コンテ 細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)サマーウォーズ 絵コンテ 細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)
(2009/08)
アニメスタイル編集部

商品詳細を見る


ネタバレになるので、感想のメイン部分は追記に書きますが、なんというか、底抜けに爽やかで明るい映画ですなァ。

とりあえず言えることは、細田監督がパンフレットの冒頭でも記しているとおり、この映画は、「夏の映画館にふさわしい、さわやかな映画」であるということ。


根拠その①。
夏だからでしょうか、全体的に画面が明るいということ。これは物理的な「明るさ」の話ですが、視覚から受け取る心情としては、やはり「明るいなァ」となります。
それにプラスして、『時をかける少女』のときからおなじみの、真っ青な夏の空と、それを彩る真っ白な入道雲。「爽やかさ」もばっちりです。

人物に陰影が無い、というのもここに数えようかと思ったのですが、それはNewTypeで氷川センセイが仰ってたり、パンフで作画監督さんが述べられているとおり、技術的・手法的な問題になると思うのでここでは違うかな、と思います。


その②。
話の盛り上がり方が尋常じゃないということ。
ネット世界の危機と、それに続いてやってくる現実世界の危機。
両の世界を救おうとするのは、27人の大家族と、一人の男の子。
盛り上がらないわけが無いじゃない、こんな面白そうな設定で。
『時かけ』よりもアクション色が強まった今作、その爽やかさ、というよりは「爽快感」は、特筆すべきものがあるかと。

それに付随して、ネット上の仮想空間「OZ」の設定、デザインにも言及しておきたいです。もっと踏み込めば各アバターのデザインにも。

「OZ」での格闘技の存在。「OZ」上の花札賭場。現実の自分と同等の権限を持つアバター。無数の企業が出店し、人々のコミュニティは4000万。今や「OZ」は、全世界の生活の中枢を成すといっても過言ではない。
そんな「OZ」という設定をよく物語に活かしているなァと、感嘆するしだいであります。
終盤、夏希に1億あまりの人々のアカウントが預けられる感動的なシーンも、あの「OZ」という舞台がなければ成立し得ないものでした。
仮想世界のデザインも、次世代のネット世界というか、うまく言葉に出来ないんですけども、そんな感じのものを予感させてくれました。

そしてアバターのデザイン。特にキング・カズマとラブマシーン。
あの分かりやすい善と悪の対比みたいな、白いウサギの<キング・カズマ>と、黒く不愉快なニヤケ顔をした、仏像みたいな<ラブマシーン>。
この分かりやすさというのも、「爽快感」には欠かせないと思うのですよ、自分は。特にラブマシーンなんか、最後まで人工衛星を落とすために、意地汚いことをしていたわけですしね。まさに悪役ですな、と。
あ、健二の仮アバターのあのリスも、可愛すぎなくて(うすら笑いしつつ)、いい感じでしたねェ。



その③。
家族という旧いネットワーク。インターネットという新しいネットワーク。どちらもこの映画は否定しないということ。
これはパンフのいたるところで書かれていることなのですが、その両ネットワークの「肯定」という行為は、どう転んでもイメージとしては「明るい」わけですから、「さわやかな映画」の基底を成すものかと思います。

そして、どちらのネットワークでも、山下達郎の歌のとおり、「心と心を重ね」ることが、物語の重要な点になっていたこと。あの心地よい連帯感というものは、どんな形にせよネットワークがなければ存在し得ないものですから。
栄ばあちゃんも遺書に書いていたじゃないですか。
「一番いけないのは、お腹が空いていることと、独りでいること」って。

この映画、ネットワークについて非常に肯定的です。



以上、『サマーウォーズ』が「夏の映画館にふさわしい、さわやかな映画」であると感じたことの話は終わり。

以下、中々まとめられない感想・雑感。



侘助と栄ばあちゃんの話は泣けた。あ、遺書のシーンの回想のね。

戦闘シーンで、なぜか劇場版『デジモン』を思い出しました。ネット空間だからか?

案外、長野県内各所が、セリフで上がったりしたことは記憶に残っております。地元民なものですから。
覚えてる限りじゃ松本と諏訪かな?
それと甲子園地区予選で、各高校が出てきたこと。あれ、どの高校も県内じゃ非常に有名ですからね。

理一おじさんが通信車を拝借してきた陸上自衛隊松本駐屯地。自転車で行けば20分の距離にあります。やったね(?)。

夏希先輩可愛いです。はい。
終盤、健二を頬を朱に染めて見ていたシーンで、ぐはっ、ときて。
最後の、
「大好きです!」
「う、嬉しい・・・・・・」
で、死にました。死ぬ前にいいもん見ました。ごちそうさまです。
ですが、その後のホッペにキスで蘇生できました。ありがとうございます。






以上で、『サマーウォーズ』の話を終わります。もう1度見たら、また何か書くかもしれません。

今年の夏は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』と『サマーウォーズ』と、非常に豊作でよかったです。
  1. 2009/08/16(日) 20:41:26|
  2. サマーウォーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<『GA 芸術科アートデザインクラス』 第7話 「騙し絵(トロンプ・ルイユ)」/あ、あれ・・・? | ホーム | 『GA 芸術科アートデザインクラス』 第6話 「美術部やしき」/友兼兄、登場!>>

コメント

Re

実は自分も見てきました。
>>なぜか劇場版『デジモン』を思い出しました。
ぼくらのウォーゲームですね。
先日知ったのですがその映画も細田監督だったとか。
ラブマシーンとナツキが対峙するシーンは
オメガモンとディアボロモンを連想しました。
当時映画館で見た子供としては何故か感涙ものでしたね。
>>長野県内各所が、セリフで上がったりしたこと
どっ直球ででてきたので思わず反応してしまいました。
負けてしまったのが残念だ(笑)
>>夏希先輩可愛いです。
佳主馬もかなり可愛かったとおも(ry
でも一番は栄ばあちゃんですね!
  1. 2009/08/17(月) 09:04:17 |
  2. URL |
  3. KOOL #xEbBP1EA
  4. [ 編集 ]

Re

>>KOOLさん
> ぼくらのウォーゲームですね。
> 先日知ったのですがその映画も細田監督だったとか。
> ラブマシーンとナツキが対峙するシーンは
> オメガモンとディアボロモンを連想しました。
> 当時映画館で見た子供としては何故か感涙ものでしたね。
ああ、そうだったのですか。デジャブはそういうわけか・・・・・・。
あの真っ白な「OZ」での戦闘シーンは、確かに「ぼくらのウォーゲーム」を髣髴とさせるものがありますね。
> 負けてしまったのが残念だ(笑)
まあいいんじゃないですかね(笑)
甲子園最多出場でしたっけ?あの学校。
> 佳主馬もかなり可愛かったとおも(ry
> でも一番は栄ばあちゃんですね!
佳主馬は・・・・・・まあ声は可愛かったですけどね。これからは兄として頑張ってほしいです。
栄ばあちゃんは本当に良いキャラだと思います。電話で色々な人を叱咤激励するシーンなんか大好きです。
  1. 2009/08/17(月) 09:29:28 |
  2. URL |
  3. ホウ酸 #-
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://boricacid.blog79.fc2.com/tb.php/199-2cf48cda
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。