時代に抗った男たちへ。この作品、出てくる男たちが、
もうひたすらかっこいい。秘録1巻の「大蛇はルウムに消えた」から黙示録3巻「雷鳴に魂は還る」まで、主要兵器を操るヤツから名も無きザクのパイロットまで、ただひたすらにかっこいいんですよ。
何故か?何故かっこいいのか?
それはきっと、皆が
「時代」に抗っていたからだと思うんですよ。
「大蛇はルウムに消えた」では、試作艦隊決戦砲ヨルムンガンドと、砲術長のヘンメが登場します。
ルウム戦役では、配備されるものの、戦場からの間接射撃指示がないため、何の活躍も出来ませんでした。
その傍らで、これ見よがしに飛び回っていたもの。
モビルスーツ。映像で確認できただけでも、ザクの戦果はすさまじいものでした。それこそ、ヨルムンガンドの無力・無能を浮き彫りにするかのように。
最後、フラッと近づいてきた連邦軍の戦艦からの砲撃で、ヘンメは負傷してしまいます。
彼は言います。これからの時代はモビルスーツだと。ならばせめて、大砲の幕引きは大砲屋に引かせてくれと。
結果、ヨルムンガンドの戦果は、戦艦1隻の撃沈でした。
とりあえず「大蛇は~」を例にとりましたが、大砲からモビルスーツへという「時代」の流れにしろ、ジオン軍の敗北という「時代」の流れにしろ、そこには確実に時の流れがあります。ただただ無常な時の流れが。
滅んでゆくものは美しい、なんて中二くさい・陳腐なことを言ってしまいますが、この作品はまさしくそれだと思うんですよ。
消え去ってゆく、後退してゆくように運命付ける時代の流れに、押し流される際に見せた光。
諸行無常なんて言葉じゃ表せない、滅ぶ際の美しさ。
見てない人、見るべきですよ。ジーク・ジオン!
さて、どうしてこの作品を取り上げたかというとですね。
この間までインフルで寝込むことになり、暇になってしまうのでビデオをレンタルしようと思い、レンタルショップに赴き、そこで。
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはDTB1期をレンタルしようと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにかイグルーを借りていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 超スピードだとか催眠術だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… こんなことになってしまったわけなのですよ。ハハハ。
さて、需要があれば1話ずつ感想書いていこうと思うんですが、どうしましょう。
- 2009/11/20(金) 21:01:31|
- アニメ感想・考察(Ver.1.0)
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