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『とある科学の超電磁砲』 #10 「サイレント・マジョリティ」

共感者は沈黙に落ちる。


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(2010/01/29)
佐藤利奈新井里美

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今回のサブタイである「サイレント・マジョリティ」をツールにして、今回の話を見ていきましょうか。

サイレント・マジョリティ。その意味は

サイレント・マジョリティ(Silent Majority)とは、「物言わぬ多数派」、「静かな多数派」という意味で、積極的な発言行為をしないが大多数である勢力のこと。1969年、ニクソン大統領が演説に用いてからは「発言はしないが現体制を支持している多数派」というニュアンスで用いられるようになった。     ― フリー百科事典ウィキペディア「サイレント・マジョリティ」

となっています。

多数派。それは学園都市においては、佐天さんや、今まで登場してきた不良たちのように力の無い者たちのことでしょう。
誰だって、力は欲しいものです。
彼・彼女らは、皆がその力、超能力に憧れて学園都市に来ているわけなのですから、その思いもひとしおでしょう。

その彼らを、誰が、何が沈黙させたのか?「物言わぬ」多数派に変えたのか?

それは、劣等感だと思います。
超能力者でもレベル5でも高位能力者でも何でも構いませんが、彼らは何かしらそういうワードに憧れを感じていて、それに向かって努力を重ねていたのではないのでしょうか。
しかし、それを諦めさせるファクターが登場します。
そのファクターは、「超能力をこの目で見た」とか「能力が思うように伸びない」とか各個人によってそれぞれでしょうが、一括りに言うならそれは現実でしょうね。
世界の現実に触れて、自分だけの現実、パーソナルリアリティに影響が出たのです。

そして劣等感を抱く。
どうしてオレはダメなんだ、なぜ私にはできないの、諦めるしかないのかなぁ、等々。
ハードルを前にして、立ちすくんでしまうのです。
そのハードルを乗り越えていけば、先には輝かしい未来が待っているはずですが、劣等感という手枷足枷は、それを容易には許さないものです。

かくして彼らは沈黙します。
夢を、道を語ることを、許されないものにしてしまうのです。


そこに現れたのが、「幻想御手」と言う名の、共感覚性を利用して脳のネットワークを構築し、サイレント・マジョリティを繋ぐモノ。
「知らないあなたと見えない私」を強制的に共感させ、それらを繋ぐツール。
しかし、その代償としての副作用が、まさに沈黙することであるというのは途轍もない皮肉です。

かくして、精神的にも肉体的にも沈黙することを義務付けられた彼らは、強制的にただ一人の人間、木山春生を支持することになるのです。


しかし、人間をサイレント・マジョリティに引きずり込む「幻想御手」を契機として、佐天は自己が、何にも代えがたいマイノリティであることを認識します。

「幻想御手」の影響で次々に倒れる友人たち。最後に残った佐天は、初春に電話をかけます。
レベル0は欠陥品なのかと。力無い者が力を求めたからバチが当たったのかと。
初春はそれを力強く否定します。
力なんて無くても、佐天はいつも自分を引っ張って行ってくれる。自分の大事な親友のだから。だから、そんな悲しいこと言わないで、と。
それを聞いた佐天は、自分が初春飾利にとってのマイノリティであることを認識し、あとを初春に託して眠りに落ちます。
初春にとっての今まで共感してきた親友も、沈黙してしまいます。

一方で、学園都市でも数少ないレベル5のマイノリティの、美琴も動き始めます。初春と同じく、佐天というたった一人の、マイノリティを救うために。


マジョリティを引き連れてマイノリティとなった木山と、美琴たちの対決は、言ってみればマイノリティvsマイノリティの様相を呈しています。
この対決が、サイレント・マジョリティにいかなるモノをもたらすのか。

佐天の心情は描ききった感があるので、次回からは、そこに注目して見ていきましょう。
  1. 2009/12/05(土) 07:49:08|
  2. とある科学の超電磁砲
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