「お、メカじゃんメカ」とメカ成分に期待していたあのころの気持ちはどこへやら、今や
シャル可愛いよシャルだけで30分画面に釘付けになっている自分がいて愕然とするのですが(でも後悔はしない。萌え豚だから)、それでもメカは否がおうにも画面に映るわけで。
バトル部分の盛り上がりのなさは、演出だとかカメラワークだとかそこらへんの領分だと思うので言及しませんし、できませんが、それでも
メカについては別。自分には、あれがどうも
かっこいいものには思えない。美少女+かっこいいメカというのは、それこそMS少女の昔から存在するものですが、そのメカが格好良く思えない。まだしも、『宇宙の戦士』のパワードスーツの方が格好良く思えます。
女の子は可愛い。確かに可愛い。しかしメカに惹かれない。
思うに、
あのメカはごちゃごちゃしすぎてるんですよね。とりあえず、ゴテッとした重そうなメカならいいだろ、みたいな。
坂口安吾だかが書いてたような気もするんですが、
必要最低限のものに美が宿るんですよ。そのモノに求められる役割を満たす、必要最低限のもののみを付けることで、モノは美しさを手に入れる。機能美って言うんでしょうかね。戦艦なら搭載した大砲も旗も、敵と戦ってこれを撃滅するという目的ただひとつのために、必要最低限なモノ。車なら、タイヤも流線型の車体も、速く走るために必要最低限なモノ。それと同じです。
さて翻って『IS』ですが、どうでしょう?ちょっと無駄にディテールが多い気がしませんか?役割のないディテールが多いというか。「そのトゲは何のためについてんだよ」とか「シールドあんなら脚のパーツの必要性は?」とか、自分はどうしても思っちゃうんですよ。野暮ったいですけど。
これは別に『IS』に限った話ではなくて、例えばつい先日記事に書いたシナンジュですが、あのプラモはMGだと大量にデカールが付いてくるんですけど、あれを全部張ると、どうにも見た目がうるさい。「らしく」見せるための小道具だというのは分かるんですが、それが多すぎるのもまた問題。意味が見えなくなってくる。意味が、役割が見えなくなると、かっこよさは落ちる。
ロボットモノ、特にリアル系ですが、
そのモノに求められる役割があるからこそ、そのディテールがあるのが望ましいと思います。ザクの肩にトゲが付いてるのはタックルをするためだし、シナンジュに袖が付いているのは求心力を高めるため。ラインバレルに尻尾が付いてるのはバランスを取るため。どれも役割を持っています。一夏くんのヘッドギアには何の役割があるのでしょう?
『IS』は世界観は存在するのに、そこが活かしきれなかったのかなぁ、と思う次第です。原作未読なんですが、原作にはそれについて説明とかあるんでしょうか。
テーマ:IS<インフィニット・ストラトス> - ジャンル:アニメ・コミック
- 2011/03/20(日) 21:02:30|
- アニメ感想・考察(Ver.2.0)
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個人的には、ISは不格好だとはおもう。
露出度の高いメカ少女型の着込むタイプのパワードスーツなのに、着込むとあきらか3m超える全長になり、装甲で覆われない動体にたいして手足がデカい
細部のデザインよりなによりあのバランスの悪さが気になる
- 2013/11/01(金) 00:09:02 |
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- 稲 #EBUSheBA
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