いよいよ最終回を迎える『STAR DRIVER 輝きのタクト』ですが、ここで劇中劇である「神話前夜」を見返してみようというハナシ。正直、今作品はその顛末を予想することがだいぶ難しいので、その一助になればと思います(つまり、考察じゃないってコト)。
思い付きが8割なので、続きを読むときはソコを考慮してください。
神話前夜のあらすじですが、簡単に説明することができませんので、実際に見てくださいとしか言えません・・・すみません。
で、登場人物を、現状のどのキャラに当てはめるかで、この劇の解釈は違ってきます。
ここでは、まず
魔女アイン=ヘッドで話してみたいと思います。
魔女アインは、造船所にある強大な魔力を持った船=ザメクを手に入れることが目的でした。24話で「さあ、ザメク復活の時だ!」とお喜びになっておられたヘッドと、どことなく被ります。また、コルムナを煽って船を手に入れさせようとしていたアインと、スガタに対して色々と吹き込んでいたヘッドには類似点があるようにも思えます。
魔女アインはコルムナを使って船を復活させた後、コルムナを支配することで船を思うがままにしようと画策していました。
一方のヘッドですが、新たに手に入れたサイバディでもって封印を破壊してザメクを復活させたがっていたようですから、演じる役割としてはやはりアイン=ヘッドなのかな、と。劇中では未だヘッドの目的は明かされていませんし、それは劇中劇におけるアインにしても同じなのですが。
アインは最後には結局自身より強大になった、船と一体化したコルムナによって返り討ちになります。これが本編の暗喩になるのであれば、次回ヘッドはサイバディの能力でザメクを制御しようとするが、スガタによって失敗して自滅する・・・という感じでしょうか。そうなるとますますヘッド(笑)になってしまうなぁ・・・。スカーレットキスの二の舞だよ。
さて、ザメクを操るスタードライバーということで、
コルムナ=スガタなわけです。(愛する少女を捨てたという意味では、コルムナ=イカ刺しサムでもある)
しかし、ここで覚えておきたいのは、
「与えられた役割を演じるのは得意なんだ。だけど結局、その役を演じるかどうかは自分が決めるんだから」
というスガタのセリフ。これを考えると、安易にスガタがあの劇のコルムナ、あるいはイカ刺しサムのように振る舞うとは言えません。どこまで突き詰めても、あれは結局、劇中劇なわけですからね。あの劇を教訓劇としてスガタが受け止めている可能性もなくはないのですから。あの劇の原案を考えたのが部長、すなわちエントロピープルという地球外の生き物であるという点を考慮するなら、ますますそうでしょう。古代から色々と見守ってきたようですしね。
スガタは感情描写があんまり見られないので、今後どうするかはイマイチわからないのですが、愛する少女(これもワコなのかケイトなのか)を捨てるようなことはしないんじゃないでしょうか。
と言っておきながら、23話のデートの目的が判然としないので、「あれはワコとの関係に踏ん切りをつけるためだったんだよ!」とか言われたら、簡単に覆るんですけどね。それでも、与えられた役割=代々の役目を演じるだけのスガタではあってほしくないなぁ。あの劇は、どうも過去のスタードライバーの顛末を描いたものっぽいし。
さて一方の
マルク=タクトですが、マルクがコルムナと同様に船を動かす力を持っていたので、やはりスガタ&ザメクに拮抗しうるのはタクト&タウバーンなのかな、と。しかも部長のアドリブにも、力の全てはあの子のために、というようなことを言ってましたし。ここで、力に魅せられ、女たちを捨ててきた親父・ヘッド=ツナシ・トキオとの対比になっていますね。
ただ、スガタがどう出るかが本当にわからないので、それに応じてタクトのやることも変わってくるんでしょうね。スガタという変数次第か。
と、まぁ、劇について話したんだか話してないんだかよくわかりませんがw、とにかく予想の付かないストーリーだということはよっくわかりました。
タクトは親父との決着をつけられるのか!?そして3人の関係は!?
全てが明らかになる最終回、これでイカ刺しサムの物語をも含めた劇中劇の意味も明らかになるんでしょうね。
テーマ:STAR DRIVER 輝きのタクト - ジャンル:アニメ・コミック
- 2011/03/30(水) 12:00:15|
- アニメ感想・考察(Ver.2.0)
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