人生という冒険は続く。というわけで、ついに最終回を迎えた『STAR DRIVER 輝きのタクト』の感想。個人的には
「何が綺羅星だ、馬鹿馬鹿しい」が全部持って行ったような気がしないでもありませんが、まあとにかく、色々書いてみるよ。
本題は追記から。
いやあ、実に爽快感あふれるアニメでしたね。
巷では「結局エントロピープルってなんだったんだよ」とか、そういう伏線投げっぱなしジャーマンスープレックスを嘆く向きもあるようですが、
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/ i f ,.r='"-‐'つ____こまけぇこたぁいいんだよ!!
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,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /と言ってやりたい。そんな細かいことを気にするアニメじゃないでしょう、コレ。それはもう
タウバーンがどうやっても勝つことが分かって以来明らか。タウジェット!とかパイルが飛んだりドリルになったあたりからその気配はあったのよ。
しかし、本当に青春してた。かの赤い彗星は、自分の若さゆえの過ちを認めたくなかったようですが、ぜひ見習ってほしい。そうだよ、青春って、こういう打算とかそういうものが一切ないのが理想じゃないのか。それこそ細かいことはどうでもいいのよ。青臭くたって、失敗しそうになったって、負けそうになったって、構いやしない。勝ち目のなさそうなザメクにも向かっていく。やりたいこととやるべきことが一致すれば、タウバーンは無二の力を与えてくれるし、またそういう奴には、曰く「見えている」らしいですから。スガタを覆い隠そうとするザメクの意図も、大人になりきれなかった大人のヘッドに対しても。それを如実に表していたのがタクトくんでしたね。
このアニメにおける「青春」って、
「無茶で無謀と笑われようと!」に通じるものがあるのかも知れない。無茶とか無謀が許されるのって、やはり若い時だけだものなぁ。
加えて、タクトくんは
常に有言実行のケがありましたから、見ているこっちにしても、非常に爽快感を感じられる。綺羅星のサイバディは全部破壊したし、か弱き者も守りました。こういう
筋を通すやり方は、見ててスッとします。
さて、スガタくんの意図ですが・・・どうなんだろう?やはり前向きさが足りなかったか。
タクトが「ザメクをぶっ壊せば皆がハッピー」的な終わりを目指したのに対して、スガタは「自分が犠牲になれば全てが救われる」思考でしたからね。確かに「与えられた役割」演じるのではありませんでしたが、タクト基準の「青春」のラインから見れば、やはり後ろ向きだったかな。
ワコは・・・どことなく
「お前たちが俺の翼だ!」を彷彿とさせる言い分でしたね。迷っちゃうのは仕方がないとはいえ、やっぱり最後はどっちかに決めてほしかったような。ケイトが可哀想だよ。
ヘッドは最後までヘッドだったなぁ。正直、
開始5分でザメクに潰されて退場かと思っていたのですが、意外と長持ちしましたね。しかし、息子にぶん殴られても心持ちが変わったようには見えなかったので、これからカタシロの指導の下ちゃんとした人間になってほしいです。結局、タクトが自分の息子だってことには、気づいたのかしら?「ソラはいつ、この島からいなくなったんだっけ・・・」とか言ってたしなあ。
稀代の「こまけえこたあいいんだよ!」アニメも終わりました。名残惜しい気もしますが、それでも
人生という冒険は続くのです。「神話前夜」から何かを予想しようとしたりもしましたが、結局のところこれが正解だったのかも。冒険心という、打算や妥協のない若々しい気持ちを忘れることなく、生きていきたいですね。(おっさんくさい〆)
テーマ:STAR DRIVER 輝きのタクト - ジャンル:アニメ・コミック
- 2011/04/05(火) 10:41:26|
- アニメ感想・考察(Ver.2.0)
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- 2011/04/07(木) 15:53:18 |
- ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人