ロボット好きなら読んでおけ、とオススメしているこの作品。
この作品には、ガンダムのような華やかさもないし、戦死するのだって「爆炎に散る」といったものでなくもっと陰惨です。
それでも、この汗がにじむような、泥臭い戦いには、我々を惹きつける何かがあるのです。
そんなわけで感想。
読んだ感想としては、まず真っ先に
「凶悪だなぁこの人たち」というのが挙がります。
凶悪な人その①・ジルグ。今回の表紙のメガネの人です。
理由もないのに訓練中に仲間を殺して投獄され、皆に警戒されています。機体はアテネスから鹵獲したエルテーミス。
そんな彼ですが、戦場に着くと「こ・・・・・・こ・・・こわい・・・ 本当の戦争は・・・初めてなんだ・・・・・・」と言い出し戦闘に参加しませんでした。
しかし敵が退却し始めると、その最前衛に突如として現れ、
斥候を皆殺しにします。しかも全部一撃。
敵本隊との戦闘では、身動きの取れない敵を盾にしたり、敵に「的になってくれてありがとう」と言ったり、
殺しまわりながら高笑いしたり・・・・・・。その高い操縦技術を遺憾なく発揮します。味方で良かった・・・
イヤ、本当に味方か?凶悪な人その②・ボルキュス将軍アテネスの眼帯将軍。数々の武功がありますが、その陰で部下に
虐殺命令を出したりしています。家では一人娘を可愛がる45歳のオッサンなのに。
今回の所業は、敵を恐慌させるために、破壊したクリシュナのゴゥレムを解体して
敵兵の死体を見せつけたり・・・・・・って(((( ;゚Д゚)))ヒィィィィィッ! 残虐すぎるよ!
他にも、自軍の左翼が潰乱しているのを見て「面白い」と言うようにニンマリしたり、ジルグが襲い掛かってきた時には
盾にされている味方ごと撃ったり。人の所業とは思えません。そんな2人が激突するシーンで5巻は終ります。正直、主人公より目立ってます。
他の見所としては、まず
ゼス再登場。脚は骨折だけで済んだようで何よりですが、自分が「ライガットは助ける」という甘い気持ちでいたから部下を死なせたんだ、と自分を強く責めているようです。戦線復帰はまだ先になりそうですが、今度はライガットに容赦はなさそうです。
当のライガットは、まだ戦争で人を殺すことに違和感を感じるよう。「慣れりゃいいんだろッ!?」とか言ってますが、
そういう問題でもないのでは?そういえば、以前このブログに
「ゼス×ライガット」で検索して来てくれた人がいたのを思い出しました。時代は進歩したなぁ。(違う)
で、新キャラ。名前はニケ。

見ての通り(?)のロリですが、コイツに対して兵が一言。
「25の未発育ババアのクセに何が『女の子』だ」 /!/{ / ヾ--r
_ /  ̄ <_
_>`´ オレ ___<_
> r‐'" ̄ ̄ ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
/ , | `ヽ/ ´`ヽ _ 三,:三ー二
 ̄/ | ノヽ--/ ̄ , ` ̄ ̄ ̄
/ /⌒ヽ,| ミ } ...| /! 衝撃
レ l d _}`ー‐し'ゝL _
| ヽ、_, _,:ヘr--‐‐'´} ;ー------
|/| \ ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
ヽ/l/|` ー------r‐'"  ̄ ̄
|└-- 、__/`\-:、
__,ゝ,,_____/ \_」 \さすがに驚きましたとも。ええ。こういうタイプのキャラを今までに見たことがないわけではないのですが・・・・・・。
そんな彼女の出身のアテネス北方領ベルゲンは、中央とあらゆる格差があると巻末に書かれていました。
だからクレオは12歳であんなにナイスバディなのかと妙に納得した今日この頃でした。
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- 2009/02/14(土) 01:58:35|
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